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「これで本当に終わりかと思ってた——」
そんなファンの声をよそに、またひとつ“エヴァの伝説”が動き出した。
2026年2月23日、横浜アリーナで開催された
「EVANGELION:30+;30th ANNIVERSARY OF EVANGELION(エヴァフェス)」
のフィナーレにて、エヴァンゲリオン完全新作シリーズの制作始動が発表されました。
会場の照明が落ち、スクリーンに「EVA NEW PROJECT」と映し出された瞬間、客席のどよめきは歓声へと変わりました。
「え、エヴァ新シリーズ!?」「庵野さんもう休むって言ってたのに!」
——まさに驚きと興奮の入り混じる数十秒。
このサプライズ発表は、30年の節目を祝う集大成イベントにふさわしいフィナーレとなり、SNSでは即座にトレンド入りしました。
制作はスタジオカラー×CloverWorks、新監督体制で挑む“次世代エヴァ”
今回の新シリーズは、スタジオカラーとCloverWorksの共同制作。
カラーといえば当然、エヴァの本丸。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を含め、一貫して庵野秀明監督のビジョンを支えてきたスタジオです。
一方、CloverWorksは『SPY×FAMILY』『約束のネバーランド』など、映像クオリティと演出力で評価の高いスタジオ。
二社の協力は、“庵野エヴァ”の遺伝子を引き継ぎつつも、新しい映像表現を探る試みといえます。
監督には、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破/Q』でサブ監督を務めた鶴巻和哉と、
『SPY×FAMILY CODE: White』などで知られる谷田部透湖のダブル体制を採用。
シリーズ構成・脚本を担当するのは、なんと『ニーア オートマタ』シリーズの生みの親、ヨコオタロウ。
さらに音楽は同じく『ニーア』シリーズで世界的に注目を集めた**岡部啓一(MONACA)**が手がけます。
この布陣を見るだけでも、“これまでとは違うエヴァ”になるのは間違いないでしょう。
ヨコオ流の感情構造と哲学性、CloverWorksの映像美、カラーが持つ独特の精神性——
その融合がどう働くのか、早くもファンの間で考察が飛び交っています。
シンジの物語は完結、それでも続く「エヴァ」の系譜
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021年)で、碇シンジの物語はひとつの終着点を迎えました。
彼が“世界を救う”のではなく“自分自身を解放する”姿を描き切ったあの結末に、多くのファンが納得し、涙しました。
だからこそ、「もうシンジの話はいい」と感じる人も少なくありません。
私もその一人です。エンドロールのあの街のシーンで彼の物語はあのエンディングで確かに完結していたし、
これ以上続けるのは正直蛇足だしシンジ君がかわいそうという気持ちすら出てきてしまいます。
だが、それは同時に——
“エヴァ”という作品体系そのものの終わりではありません。
庵野秀明監督もイベントで「落語や歌舞伎のように形を変えて続いていく」と語っており、
今回の新プロジェクトはその“継承”の形なのでしょう。
つまり、「碇シンジがいない新しい世代のエヴァンゲリオン」。
同じテーマを新しい文脈で描く“再構築”の方向性が最も自然かもしれません。
30年目の「新世紀」へ。今後の展望と期待
公式サイトによると、新シリーズはすでに制作準備段階に入っており、
今後はティーザー映像やキーアートの公開を予定しています。
放送・配信時期は未発表ながら、アニメ業界関係者の間では2027年前後のスタートが有力視されています。
これまで『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)から
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021年)まで、常に“時代の空気”を映してきたエヴァ。
その30周年記念企画が「新シリーズ始動」という形で終わるのではなく、“再び始まる”のがいかにもエヴァらしいですね。
繰り返し崩壊し、再生していく。それが「エヴァ」という作品の本質です。
たとえシンジの時代が終わっても、誰かの心の葛藤や痛みを描くことこそが、
“エヴァンゲリオン”の使命だとすれば——その魂はまだ生き続けているのかもしれません。
筆者自身、「またエヴァを観ることになるなんて」と苦笑しつつも、やっぱり期待してしまう。
とりあえず観てから考えよう。
そう思わせてくれるのが、やっぱり“エヴァ”なのでしょう。