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初めての雛人形。もしくは1年ぶりにひな人形を出すとき・・・
雛人形を飾ろうとして「男雛って右?左?」と手が止まった経験はありませんか?
実はこの問題、地域や時代によって違いがあるんです。
本記事では、雛人形の右左の基本から地域差、迷ったときの対処法までをわかりやすく解説します。
また伝統とはちょっと別のキャラクターひな人形についてもこちらで解説しています
雛人形の右左で迷う理由とは?まず押さえたい基本知識

「向かって右・左」は誰から見た位置?混乱の原因を整理
雛人形の「右」「左」がややこしく感じる一番の理由は、どちらの立場から見た左右なのかが混ざってしまうからです。
一般的に家庭で話すときは、飾っている人、つまり私たちが正面から見た右・左で説明します。
しかし、昔の日本の礼法では、位の高い人から見た左右で位置が決まっていました。
この視点の違いが混乱の原因です。例えば「左が上位」という言葉も、誰から見て左なのかで意味が変わります。
まずは「基本は自分から見た左右で考えてOK」と覚えておくだけで、ぐっと迷いにくくなります。
現代で一番多い並べ方とは
現在、全国的にもっとも多い並べ方は「向かって左に男雛、右に女雛」です。
テレビCMやカタログ、ショッピングサイトなどでもこの配置が主流になっています。
結婚式で新郎が左、新婦が右に立つ並びと同じイメージです。
そのため、特にこだわりがない場合はこの形で飾れば違和感はほとんどありません。
初めて雛人形を購入した家庭も、この並びを基準に作られていることが多いので安心です。迷ったらこの配置、と覚えておくと失敗しにくいでしょう。
昔ながらの並びが今も残る理由
一方で、昔ながらの並びも今なお大切にされています。
それは単なる地域差ではなく、日本の歴史や宮中の考え方に基づいた配置だからです。
伝統的な並びは、平安時代の価値観をもとにしています。昔の宮中では「左が上位」とされていました。
そのため、位の高い男雛は“自分から見て左”の位置に座ります。
これを私たちが正面から見ると、向かって右に男雛が来る形になります。
歴史的な意味があるため、京都を中心に今も受け継がれているのです。
関東と関西で違うのはなぜ?
関東では現代式、関西、特に京都では伝統式が多い傾向があります。
この違いは明治時代以降の西洋文化の影響が関係しています。
西洋では「向かって右が上位」とされる考え方がありました。
それが日本の皇室行事などにも取り入れられ、現在の並びが広まりました。
関東では新しい文化が広まりやすく、現代式が定着。
一方、京都は古い宮中文化を大切に守る地域のため、伝統式が今も主流なのです。
「絶対の正解」がない本当の理由
結論として、雛人形の右左に「絶対の正解」はありません。
なぜなら、どちらも正しい歴史的背景があるからです。
地域の文化、家庭の伝統、購入した人形の仕様など、さまざまな要素で並びが決まります。
大切なのは「家族が納得して気持ちよく飾れること」。
間違いを探すのではなく、その家の大切な形を選ぶことが、雛祭り本来の楽しみ方といえるでしょう。
現代主流の並べ方|男雛はどっち?
正面から見て左が男雛になる理由
現代で主流の並びは、向かって左に男雛、右に女雛です。
この理由の一つは、近代以降の皇室の並びに合わせたことにあります。
大正天皇の即位礼以降、西洋式の立ち位置が取り入れられました。
それが一般家庭の雛人形にも影響したといわれています。
時代の変化とともに、こちらの配置が全国に広がり、現在ではスタンダードになりました。
西洋文化の影響とは
西洋では、儀式の場で男性が向かって左に立つことが多い文化があります。
この考え方が明治以降の日本に取り入れられ、公式行事にも反映されました。
その影響が雛人形の並びにも波及したのです。
つまり、現代式は日本の伝統だけでなく、国際的な文化の流れも関係しているということ。
歴史を知ると、単なる並び以上の意味が見えてきます。
結婚式の並びとの共通点
結婚式で新郎が左、新婦が右に立つのを見たことがある人も多いでしょう。
この配置と雛人形の現代式は同じ考え方です。結婚を象徴する親王飾りにおいても、その並びが自然に受け入れられました。
雛人形は未来の幸せを願う象徴でもあるため、結婚式のイメージと重ねられたことも広まりの理由といえます。
カタログやCMで多い配置
百貨店のカタログや通販サイト、テレビCMでは、ほとんどが現代式で紹介されています。
販売側も全国的に違和感が少ない配置を採用するため、この形が定番になっています。
写真通りに飾るのが最も安心な方法です。
特に初めて飾る家庭では、カタログを参考にするのが失敗しないコツです。
迷ったらこの並びでOKな理由
地域のこだわりが特にない場合は、現代式で問題ありません。
多くの家庭で採用されているため、親族や来客が見ても違和感が少ないからです。
写真映えもしやすく、説明もしやすいのが利点です。迷ったら「向かって左が男雛」と覚えておけば安心です。
京雛・関西の並べ方|昔ながらの考え方
見て右に男雛が座る意味
京都を中心に見られる並びは、向かって右に男雛、左に女雛です。
これは平安時代の宮中儀礼に基づいています。
位の高い者は「左」の位置に座るという考え方がありました。
男雛から見て左が上位なので、私たちから見ると右側に座ることになります。
「左が上位」という日本古来の思想
古来、日本では太陽が昇る東側を尊ぶ思想がありました。
宮中では南向きに座る天皇から見て左が東、つまり上位とされました。
この考え方が雛人形にも反映されています。単なる並びではなく、日本の精神文化が込められているのです。
天皇の玉座と左右の関係
宮中の儀式では、左大臣が右大臣より上位でした。
これも「左が上位」の思想によるものです。
雛人形は宮中の結婚式を模した飾りなので、この考え方がそのまま受け継がれています。
歴史を知ると、京雛の並びの意味がよく理解できます。
京都でこの並びが残る理由
京都は長く都として栄え、伝統文化を大切に守ってきた地域です。
そのため、古来の並びが自然と受け継がれてきました。
今でも京都の人にとっては「男雛は右」が当たり前という感覚が残っています。
伝統を大切にする家庭の考え方
家庭によっては代々この並びで飾ってきた場合もあります。
その場合は無理に変える必要はありません。家族の歴史を守ることも大切な文化です。
伝統式は、日本らしさを感じられる並びでもあります。
右大臣・左大臣や桜橘の正しい位置

左近の桜・右近の橘の覚え方
覚え方は「左近の桜、右近の橘」です。これは私たちが正面から見た位置で、左に桜、右に橘を置きます。
植物の配置は比較的全国共通です。まずここを決めると、全体の配置が整いやすくなります。
右大臣・左大臣はどちらが年上?
向かって右にいる白ひげの人物が右大臣で、年配として表現されることが多いです。
左大臣のほうが位は上ですが、年齢設定は若い姿が多いのが特徴です。並びの意味を知ると、より深く楽しめます。
男雛から見た左右が基本
随臣の位置は、本来は男雛から見た左右で決まります。
そのため、親王の並びが決まれば、自然と下の段も決まります。上段を先に整えるのがコツです。
上の段が決まれば下も決まる
親王の並びが確定すると、三人官女や五人囃子の位置も自然に整います。
基本を押さえれば、全体の配置は難しくありません。
全体のバランスを整えるコツ
左右対称を意識し、ぼんぼりや花の高さを揃えると見栄えが良くなります。
写真を撮って確認するのもおすすめです。
初めて飾る人向け|失敗しない実用チェックポイント
まず説明書を確認する理由
最近の雛人形には写真付き説明書が付いていることが多いです。
メーカー推奨の並びが最も安心です。
箱や購入時の写真を活用する方法
購入時のカタログ写真が残っていれば、それを参考にしましょう。
間違いが起きにくい方法です。
説明書がない場合のおすすめ配置
迷ったら現代式の「向かって左が男雛」で問題ありません。
全国的に違和感が少ない並びです。
実家が関西の場合どうする?
実家が京都や関西で伝統式なら、そのやり方を尊重してもよいでしょう。
家庭の文化を大切にすることが大事です。
子どもに聞かれたときの簡単な説明例
「昔は左がえらい場所だったから、京都では男雛が右に座るんだよ。今は左に座る並びも多いんだよ。」
と伝えれば十分です。
まとめ
雛人形の右左に絶対の正解はありません。
現代式と伝統式、どちらも歴史的な意味があります。
大切なのは、家族が納得し、楽しく飾ること。
地域や家庭の考え方を尊重しながら、自分たちらしい形を選びましょう。